スマホを申し込む際は料金の不払い・滞納を防ぐために審査があります。
格安SIMであるJCOMモバイルも例外ではありません。
JCOMモバイルの審査は決して厳しくなく、以前まであったサービスエリアの制限も撤廃されました。
大多数の人はJCOMモバイルで審査落ちを心配する必要はありません。
しかし、他の携帯電話会社で料金を不払い・滞納していると審査に落ちる可能性が高いです。
本記事ではJCOMモバイルの審査について解説します。
JCOMモバイルを検討しているけど審査が気になる、という人はぜひ参考にしてください。
目次
JCOMモバイルの申し込みでは審査がある
JCOMモバイルを申し込む際は審査があります。
公式Q&Aでも、審査について言及しています。
お申し込み内容を確認の上、審査を行います。審査の結果、お申し込みをお断りさせていただく場合がございます。ご了承ください。
引用元:申し込む際、審査はありますか? | JCOMサポート
一般的にスマホの審査はクレジットカードやローンと比べると厳しいものではありません。
JCOMモバイルの審査についても、大多数の人は難なく通過できるでしょう。
その一方で、JCOMモバイルの審査に落ちている人がいるのも事実です。
JCOMモバイルでは審査の内容や基準を一切公表していません。
しかし、ネット上の口コミなどから審査に落ちる原因をある程度予測することは可能です。
JCOMモバイルの審査に落ちる原因
JCOMモバイルの審査に落ちる原因としては主に次のようなものが挙げられます。
他社の料金の不払い
JCOMモバイルの審査に落ちる原因の1つが他の携帯電話会社での「料金の不払い」です。
国内の携帯電話各社はTCA(電気通信事業者協会)やTELESA(テレコムサービス協会)といった協会に加入しています。
TCAやTELESAに加入している携帯電話会社の料金を支払わないでいると、その事業者間で不払い情報が共有されます。
俗に言う「ブラックリストに載る」という状態ですね。
JCOMはTELESAに加入し、携帯料金の不払い情報を共有しています。
TCA・TELESAに加入している他の携帯電話会社で料金の不払い・滞納があると、その情報がJCOMにも伝わります。
「JCOMモバイルの料金も支払わないのではないか」と疑われ、審査に落ちてしまうわけですね。
TCA・TELESAに加入している主な携帯会社
TCAまたはTELESAに加入し、不払い情報を交換している主な携帯会社は以下の通りです。
ドコモやauといった大手キャリアはもちろん、UQコミュニケーションズやビッグローブといった格安SIM事業者も数多く参加しています。
大手キャリアおよび上記の格安SIMで料金の不払いがある、もしくは過去にしていた場合はJCOMモバイルの審査に通らないでしょう。
1世帯で6回線以上申し込もうとしている
JCOMモバイルは1世帯で5回線まで申し込めます。
逆に言うと、6回線以上は申し込めません。
6回線以上申し込もうとした場合は審査に落ちてしまいます。
JCOMモバイルの申し込みは5回線までにとどめておきましょう。
本人確認書類に不備がある
本人確認書類に不備がある場合もJCOMモバイルの審査に落ちてしまいます。
具体的には以下のようなケースです。
JCOMモバイルの本人確認書類に利用できるのは以下の5つです。
上記以外の書類は本人確認書類として利用できません。
本人確認書類は正しい氏名・住所・生年月日が記載されている必要があります。
氏名・住所が古いままだと審査に通りません。
結婚や引っ越しの直後は本人確認書類が古いままになっていないか注意してください。
また、画像が不鮮明で顔写真や文字を判別できない場合も審査に落ちてしまいます。
現在はJCOMのサービスエリア外でも審査に通る
以前まで、JCOMモバイルはJCOMのサービスエリアに住んでいる人しか契約できませんでした。
そのため今でもネット上では「JCOMのサービスエリア外に住んでいる人はJCOMモバイルの審査に通らない」という情報が残っています。
しかし、新プランがスタートした現在はサービスエリア外でも審査の通過は可能です。
実際にサービスエリア外である岡山県に住んでいる筆者も審査に通り、JCOMモバイルを申し込めています。
少なくとも、住んでいる場所が原因で審査に落ちることはないでしょう。
JCOMモバイルの審査対策
JCOMモバイルを申し込む際は、事前に以下の対策を取っておきましょう。
不払いがある場合は解消してから申し込む
他社の料金の不払いがある場合は、不払いを解消してからJCOMモバイルを申し込んでください。
不払いが続いている間は申し込んでも審査に落ちる可能性が高いです。
また、不払いが長く続いた場合は料金を支払ってからもしばらくは審査に通らなくなるかもしれません。
不払いの料金がある人は、とにかく早く支払ってください。
端末は一括払いで購入する
端末を購入する際は一括払いを選ぶと審査に通過する可能性が高くなります。
JCOMモバイルでは端末代の支払い方法が全部で3つ用意されています。
一括払いだけでなく、24回または36回の分割払いも利用可能です。
分割払いの場合、支払いが完了するまで24回払いなら2年、36回払いなら3年かかります。
料金を回収するまで時間がかかるため、JCOMモバイルからすると料金不払い・滞納のリスクが高いわけですね。
そのため、分割払いは一括払いより審査が厳しい傾向があります。
審査通過を第一に考えるなら、分割ではなく一括払いで購入するのがおすすめです。
JCOMモバイルでは高額な端末は取り扱っていないため、一括払いでもそこまで大きな負担にはなりません。
本人確認書類に不備がないかチェックする
JCOMモバイルを申し込む前に、本人確認書類に不備がないかチェックしておきましょう。
画像を撮影する際は陰になっていないか、ピントがぶれていないかを意識すると良いでしょう。
可能であれば、スキャナを使ってスキャンすると確実です。
JCOMモバイルを申し込む流れ
JCOMモバイルを申し込む流れは以下の通りです。
JCOMモバイルの申し込み方法は店舗またはWEBの2つです。
申し込みのあとに、JCOMモバイル側で審査が実施されます。
無事審査を通過すれば、SIMカードもしくは端末を受け取ることが可能です。
JCOMモバイルへの詳しい乗り換え手順についてはこちらの記事も参考にしてください。
なお、JCOMモバイルでは審査に通過してもとくに連絡はありません。
筆者が申し込んだ際も審査通過や発送通知などはなく、突然SIMカードが届きました。
不安な人は、申し込んで2~3日したらカスタマーセンターに問い合わせてみても良いでしょう。
まとめ
本記事ではJCOMモバイルの審査について解説しました。
JCOMモバイルでは「他社の料金をちゃんと支払っているか」をチェックされます。
他社の料金を不払い・滞納している場合は審査に落ちる可能性が高いです。
現在料金の不払いがある場合は、解消してから申し込んでください。
JCOMモバイルの審査自体は決して難しくありません。
収入などの条件もないので、料金の不払いさえなければ審査に通りますよ。
以前と違い、JCOMのサービスエリア外からでも申し込みは可能です。
あまり身構えることなく、気軽に申し込んでくださいね。