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ワイモバイルを実際に使って分かったメリット・デメリットと口コミ・評判まとめ

ワイモバイルは大手キャリアであるソフトバンクのサブブランドです。
安定した通信速度や充実したサービスで人気を集めています。

でも、大手キャリアを使っている人の中には「本当に通信速度は遅くないのか」「使い勝手は悪くないのか」と疑問に思っている人もいるかもしれません。

そこで本記事ではワイモバイルを実際に利用している筆者が、自身の経験も交えながらワイモバイルの口コミや評判を解説していきます。

ワイモバイルのメリット・デメリットやユーザーの本音を知りたい人は、ぜひ参考にしてください。

ワイモバイルのメリット

ワイモバイルのメリットは以下の通りです。

  • 通信速度が速く安定している
  • 低速通信の速度も比較的速い
  • 2021年8月よりデータ繰り越しに対応
  • 割引適用で月額料金がさらにお得
  • 電話の無制限かけ放題あり
  • 最新のiPhoneを購入できる
  • 実店舗が多い
  • キャリアメール・キャリア決済を使える
  • Yahoo!ショッピング・PayPayモールがお得

通信速度が速く安定している

ワイモバイル最大のメリットは通信品質の高さです。

一般的な格安SIMは大手キャリアの回線の一部を借りています。
借りられる回線には限りがあり、混雑すると通信速度が低下するのがデメリットです。

ワイモバイルは他の格安SIMと違い、自社で回線を保有しています。
回線が混雑しにくいため、通信速度が安定しています。

実際に、以下の条件で通信速度を計測してみました。

  • 測定日:2021年8月26日(木曜日)
  • 測定機器:Xperia 8
  • 測定ツール:Speedtest.net
時間帯 下り速度 上り速度
朝(9時) 11.6Mbps 2.73Mbps
昼(12時) 27.7Mbps 17.3Mbps
夕方(18時) 38.3Mbps 11.0Mbps
夜(21時) 19.8Mbps 3.98Mbps

どの時間帯も下り10Mbps以上をキープしています。
回線が混雑しやすい平日のお昼や夕方も速度が落ちていません。

口コミでも通信速度の速さを評価する声が多くありました。

ワイモバイルは次世代通信である「5G」にも対応しています。
対応エリアは狭いですが、利用できればより快適ですよ。

低速通信の速度も比較的速い

ワイモバイルは速度制限にかかった後の低速通信も速度が速いです。

  • 一般的な格安SIM:最大200kbps
  • プランS:最大300kbps
  • プランM/L:最大1Mbps

シンプルプランM/Lは最大1Mbpsの低速通信を利用できます。
一般的な格安SIMの5倍の速度が出る計算です。

1Mbpsなら標準画質の動画も止まることなくスムーズに再生されます。
LINEの音声通話やSNSのやりとりも快適です。

プランSは最大300kbpsですが、それでもメールやSNSならこなせます。
口コミでは「低速でも使える」という声がありました。

2021年8月よりデータ繰り越しに対応

2021年8月より、ワイモバイルもデータ繰り越しに対応しました。

データ繰り越しは余ったデータ通信量を翌月以降に繰り越して使える機能です。
ほとんどの格安SIMで対応済みですが、これまでワイモバイルは対応していませんでした。

ワイモバイル最大の弱点でもあったわけですが、この弱点がついに解消されました。
データ繰り越しに対応したことで、ワイモバイルはさらに魅力的になったと言えます。

割引適用で月額料金がさらにお得

ワイモバイルでは2つの割引サービスが用意されています。

  • 家族割引:家族で契約すると2回線目以降が割引
  • おうち割 光セット(A):対象のネット回線とセットで割引

どちらか一方の割引のみ適用できます。
割引額はいずれも1,188円(税込)です。

1回線目(主回線)には家族割引が適用されません。

筆者も、自分と妻の2回線を契約しています。

どちらも3GBのプランSですが、妻の回線は家族割引により月額990円(税込)です。

かなり安く利用できますね。

しかもワイモバイルの家族割引は実家の両親や一人暮らし中の子供など、苗字や住所が違う家族も適用可能です。

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電話の無制限かけ放題あり

ワイモバイルでは月額1,870円(税込)で電話がかけ放題になる「スーパーだれとでも定額(S)」を利用可能です。

10分かけ放題のような制限付きのかけ放題は他の格安SIMにもあります。
しかし、制限のないかけ放題が用意されている格安SIMはほとんどありません。

専用通話アプリも不要です。
スマホに標準で入っている電話アプリでもかけ放題が適用されます。

たくさん電話をかけるならワイモバイルがおすすめです。

また、60歳以上ならスーパーだれとでも定額(S)のオプション料が永年1,100円(税込)割引されます。
例えばプランSなら3GBのデータ通信+かけ放題でも2,948円(税込)です。

家族割引、おうち割 光セット(A)との併用も可能です。

最新のiPhoneを購入できる

ワイモバイルは最新のiPhoneを取り扱っています。

最近では格安SIMでもiPhoneの取り扱いが増えてきました。
しかし、1~2世代古い機種がメインで最新モデルは取り扱われていないことが多いです。

ワイモバイルは最新モデルであるiPhone 12とiPhone 12 miniを取り扱っています。
割引もお得なので、最新iPhoneを買いたい人にもおすすめです。

SIMフリー版や、SIMロックを解除した大手キャリアのiPhoneももちろん利用可能です。

実店舗が多い

ワイモバイルは実店舗が数多く用意されています。

店舗数は「ワイモバイルショップ」だけでも約1,000店舗、取り扱い店舗を含めると約4,000店舗にも及びます。
一部のソフトバンクショップでも取り扱いがスタートしており、店舗数は格安スマホの中でもトップクラスです。

地方や郊外にも数多く出店しています。
都市部以外に住んでいる人でもサポートを受けやすいですよ。

筆者は首都圏や関西圏ほど栄えていない地方都市に住んでいます。
それでも徒歩圏内にワイモバイルショップが2店舗、ワイモバイルを取り扱うソフトバンクショップも5店舗あります。

対面サポートを受けたいなら、ワイモバイルがおすすめです。

キャリアメール・キャリア決済を使える

ワイモバイルではキャリアメールとキャリア決済に対応しています。

どちらも大手キャリア独自のサービスで、一般的な格安SIMでは使えません。
サブブランドの特権ですね。

キャリアメール・キャリア決済を利用したい人にもワイモバイルはおすすめです。

Yahoo!ショッピング・PayPayモールがお得

ワイモバイルユーザーはYahoo!ショッピング・PayPayモールがお得です。

  • Yahoo!プレミアムへの登録が無料
  • Yahoo!ショッピング・PayPayモールの還元率が常に3.0%
  • Enjoyパック加入で還元率がさらに5.0%アップ

ワイモバイルを契約すると、Yahoo!の有料会員サービス「Yahoo!プレミアム」に無料で登録可能です。

Yahoo!プレミアム会員はYahoo!ショッピング・PayPayモール利用時に3.0%の還元を受けられます。
さらに、有料オプション「Enjoyパック」に加入すると還元率が5.0%アップします。

本来の1.0%還元も含めると、合計還元率は8.0%です。

筆者は主にAmazonで買い物をしていましたが、ワイモバイル契約後はYahoo!ショッピングも活用しています。

PayPay残高がザクザク貯まるので、普段の買い物もとってもお得ですよ。

ワイモバイルのデメリット

ワイモバイルのデメリットは以下の通りです。

  • 月額料金はやや高め
  • 中容量(3GBと15GBの間)がない
  • 速度切り替え非対応

月額料金はやや高め

ワイモバイルは他の格安SIMと比べると月額料金がやや高めです。
実際に3~5GBのデータ通信量を他の格安SIMと比較してみました。

格安SIM 通信量 月額料金
ワイモバイル 3GB 2,178円(税込)
UQモバイル 3GB 1,628円(税込)
mineo 5GB 1,518円(税込)
J:COMモバイル 5GB 1,628円(税込)
nuroモバイル 3GB 792円(税込)
BIGLOBEモバイル 3GB 1,320円(税込)
OCNモバイルONE 3GB 990円(税込)
イオンモバイル 3GB 1,298円(税込)
IIJmio 4GB 1,078円(税込)

値下げ競争が加速しており、3GBで1,000円を下回るところも珍しくありません。
5GBでも1,500円ほどで利用可能です。

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そう考えると3GBで2,178円(税込)のワイモバイルは少し割高と言えますね。
家族割引/おうち割 光セット(A)を利用できるならワイモバイルもかなり安いです。

逆に、上記の割引を利用できないなら他社のほうが安くなります。

中容量(3GBと15GBの間)がない

ワイモバイルの料金プランは3GB/15GB/25GBの3つのみです。

低容量プランが3GBしかなく、3GBを超えると一気に15GBまでアップします。
毎月のデータ通信量が7~10GB前後の人も15GBを契約しないといけません。

7GBや10GBを選べる他社と比べると割高ですね。
口コミでも3GBと15GBの間が欲しいという声がありました。

速度切り替え非対応

ワイモバイルは速度切り替えに対応していません。

速度切り替えは高速通信と低速通信を切り替えられる機能です。
低速通信の間はデータ通信量を消費しません。

メリットで解説した通り、ワイモバイルは低速通信が比較的速いです。
しかし速度切り替えに対応していないため、せっかくの低速通信を活用できません。

長らく非対応だったデータ繰り越しにもついに対応しました。

今後、速度切り替えにも対応してほしいですね。

ワイモバイルのメリット・デメリットまとめ

最後に、ワイモバイルのメリット・デメリットをおさらいしておきましょう。

  • 通信速度が速く安定している
  • 低速通信の速度も比較的速い
  • 2021年8月よりデータ繰り越しに対応
  • 割引適用で月額料金がさらにお得
  • 電話の無制限かけ放題あり
  • 最新のiPhoneを購入できる
  • 実店舗が多い
  • キャリアメール・キャリア決済を使える
  • Yahoo!ショッピング・PayPayモールがお得
  • 月額料金はやや高め
  • 中容量(3GBと15GBの間)がない
  • 速度切り替え非対応

他の格安SIMと比べると、月額料金は決して安くありません。
同じデータ通信量で1,000円以上安い格安SIMもあるくらいです。

しかし、通信速度やサービス品質は他の格安SIMを圧倒しています。
とくに1日を通して安定した速度が出るのは自社回線を保有するワイモバイルの大きな魅力です。

価格の安さだけでなく、品質も重視したい人にはワイモバイルがおすすめですよ。

【公式】ワイモバイル(Y!mobile)

ABOUT ME
吾妻 和希
格安SIM・スマホが好きなライター。学生時代に節約のため格安SIMを使い始めました。格安SIM歴は6年を越え、その経験を生かしてスマホライターとして活動中。
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