楽天モバイルに乗り換える時は、できるだけ損せず一番のタイミングで乗り換えができると良いでしょう。
「乗り換えで注意することを知りたい」「解除料がかかるけど、更新月まで待ったほうがいい?」と言った疑問もあるかと思います。
楽天モバイルに乗り換えるタイミングや手順、メリットとデメリットについても解説します。
目次
楽天モバイルに乗り換えるタイミングはいつがいい?
ドコモでは2021年10月より、解約に関する解除料が全て廃止されました。
現在解除料がかかるプランに加入されている人も、解除料は一切かかりません。
「解除料が高いから更新月に乗り換えよう」と思っていた人も、解除料を気にする必要はありません。
今回解除料がなくなったことで、楽天モバイルに乗り換えるタイミングをあまり気にする必要はなくなりました。
乗り換えたくなったときがベストなタイミングと言えるでしょう。
基本料金は日割りになるの?
乗り換えのタイミングでもう一つ気になるのは、料金が日割りになるかどうかです。
ドコモと楽天モバイルの基本料金が日割りになるかについて調べました。
(5G)ギガホ (5G)ギガホプレミア |
日割りにならない |
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(5G)ギガライト | 日割りにならない |
カケホーダイ カケホーダイライト |
日割りにならない |
Xiデータプラン | 日割りにならない |
ベーシックパック ウルトラデータパック |
日割りにならない |
Rakuten UN-LIMIT VI | 日割りにならない |
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ドコモの解約時の基本料金と、楽天モバイルの基本料金は、残念ながら日割りにはなりません。
ただ楽天モバイルは現在、基本料金が3ヶ月無料になるキャンペーンを終了日未定で行っています。
楽天モバイルが初めての人限定で、データをどれだけ使っても、契約月を含む3ヶ月間は基本料金がかかりません。
つまり月初・月末に関わらず、いつ乗り換えてもドコモの基本料金は全額請求、楽天モバイルの基本料金は無料なのです。
このことから、ドコモから楽天モバイルに乗り換えるタイミングを考える必要はないと言えますね。
FOMAなど一部の旧プランは、日割りになる場合もあります。
ドコモから楽天モバイルに乗り換える手順
楽天モバイルへ乗り換えはサイトから申し込みをします。
後から面倒のないスムーズな手順は以下のようになります。
番号を変えない人はMNP予約番号を取得
電話番号を変えずに楽天モバイルに乗り換えを考えている人は、ドコモでMNP予約番号を取得します。
MNP予約番号の有効期限は15日ですが、楽天モバイルの公式サイトから申し込む場合は、有効期限が7日以上残っているMNP予約番号が必要です。
ネットで契約する人は、発行したら早めに楽天モバイルに申し込みましょう。
店舗であれば有効期限が7日より少なくても契約できます。
MNP予約番号発行に関する手数料は、2021年4月から無料となっています。
MNPで乗り換えた人はスマホや、SIMカードが届いて開通設定した時点で自動で解約となります。
ドコモを解約しに行く必要はありません。
MNP予約番号は以下の方法で取得可能です。
My docomoから取得する
スマホ・パソコンから、ドコモのお客様サポートである「My docomo」から予約番号の発行が可能です。
「My docomoにログイン」→「お手続き」→「解約・その他(タブ)」→「お手続きをする」とタップし、支持に従い操作します。
ただしこの方法は、以下に当てはまる人はMy docomoからは手続きができません。
- 一括請求の代表となっている人
- 家族割引サービスの代表回線の人
当てはまる人は、操作をしていて手続きできないことが表示されます。
電話かショップに行き手続きしましょう。
電話で取得する
MNP予約番号は、以下に電話して取得できます。
ドコモの携帯から 「151」
一般の電話から 「0120-800-000」
年中無休 午前9時~午後8時まで受付
最初にガイダンスが流れるため、指示に従い番号を押して操作します。
場合によってはドコモのお得なキャンペーンを紹介される可能性もありますが、「すみません、結構です。」とやんわりと断りましょう。
ドコモショップに行く
ドコモショップに自分の身分証を持って来店し、MNP予約番号を発行します。
直接店員さんに対応してもらえるため安心な反面、予約を取る手間がかかり待たされることもあります。
早く取りたい人は電話かMy docomoがおすすめです。
端末を持ち込む人はSIMロック解除をする
今使っている端末を楽天モバイルで使いたい人は、ドコモを契約しているうちにSIMロック解除をしておきます。
SIMロックとは、端末をドコモ以外で使えなくする設定のようなものです。
2021年8月27日以降に発売された端末には設定されていませんが、それ以前の端末は年代と条件により、設定されている端末と解除されている端末が混在しています。
自分の端末が設定されているかわからない人や解除したい人は、先程のMNP同様ショップ・電話・My docomoより可能です。
My docomoでの操作方法は以下のようにしてください。
「My docomoにログイン」→「お手続き」→「解約・その他(タブ)」→「SIMロック解除」
電話・My docomoなら手数料はかかりませんが、ショップで解除すると手数料が3,300円(税込)必要です。
できるだけMy docomoか電話で解除がおすすめです。
なおドコモの端末は必ず楽天モバイルで使えるとは限りません。
特にAndroidは対応端末が限られます。
楽天回線対応製品から事前に対応端末を確認してから乗り換えてください。
必要書類を準備する
楽天モバイルに契約するための本人確認書類を準備します。
以下のうちどれかを準備してください。
- 運転免許証
- 運転経歴証明書
- マイナンバーカード(個人番号カード)
- 精神障がい者保健福祉手帳
- 療育手帳
- 在留カード
- 特別永住者証明書
- 身体障がい者手帳+補助書類
- 健康保険証+補助書類
- 日本国パスポート+補助書類
- 住民基本台帳カード+補助書類
身体障がい者手帳・健康保険証・日本国パスポート・住民基本台帳カードに関しては、補助書類が必要になります。
補助書類として使えるのは、以下のものがあります。
- 公共料金の請求書・領収書
- 住民票
- 届出避難場所証明書
補助書類は発行から3ヶ月以内で、住所氏名が申込内容と一致している必要があります。
楽天モバイルの公式サイトから申し込む
スマホ・パソコンから楽天モバイルの公式サイトに行き、「新規/乗り換え(MNP)お申し込み」をタップします。
その後指示に従い操作すれば良いですが、流れとしては以下のようになります。
-
STEP1プランを選ぶ(Rakuten UN-LIMIT VI一つのみ)
-
STEP2オプションサービスを選ぶ
-
STEP3SIMの種類を選ぶ
-
STEP4端末を選ぶ(SIMのみの人は選ばない)
-
STEP5契約者情報を入力し確認書類をアップロード
-
STEP5電話番号を選ぶ、またはMNP予約番号を入力
-
STEP5支払い方法を登録する
-
STEP5完了
SIMカードはnanoSIMとeSIMに対応しています。
従来どおりSIMカードを差し替えたい人は、nanoSIMを選びましょう。
オプションサービスがたくさん出てきますが、後からでも入れるので、迷ったら入らなくても大丈夫です。
ただし端末保証は契約時のみで後から入れません。
電話番号を変えずに契約する人は、先程解説したMNP予約番号と電話番号を入力します。
MNP予約番号の入力を忘れると、新しい番号が発行されてしまい今までの番号が引き継げないためご注意ください。
届いたら使えるように設定する
端末やSIMカードが届いたら、開通手続きやAPN設定をして使えるようにします。
電話番号を新しく取得した人は、SIMカードをそのまま挿入して電源を入れると開通します。
MNP転入した人以下の手順で開通手続きが必要です。
- my 楽天モバイルにログイン
- 「お申込履歴」から、申し込んだ回線を選ぶ
- 「MNP転入する」をタップ
9:00~21:00に手続きをすれば当日30分~1時間程度で開通します。
21:01~翌8:59なら翌日の9時以降になります。
開通したか確認するには「111」に電話をかけ、ガイダンスが流れると無事開通しています。
APN設定は端末により違う
APN設定はモバイル通信が使えるようにする設定です。
Rakutenで購入した端末など自然にAPN設定される端末もありますが、他社から持ち込んだ端末は自分で設定する必要があります。
設定方法はiPhone・Android端末でそれぞれやり方が違うのですが、詳しいやり方が書かれたパンフレットが同梱されています。
パンフレットを確認しながら設定すれば、乗り換えは完了です。
楽天モバイル用のアプリをダウンロードすると便利
楽天モバイルを使うなら、専用のアプリを入れておきましょう。
おすすめのアプリはこちらです。
Rakuten link | 国内通話・SMS送信が無料になる |
---|---|
my 楽天モバイル | 今何ギガ使ったかすぐわかる |
楽天モバイルで買った端末なら最初からインストールされていますが、持ち込んだ端末なら改めてダウンロードしておくと、いつも便利に使えます。
ドコモから楽天モバイルに乗り換える4つの注意点
楽天モバイルは料金も安くおすすめの携帯会社ですが、ドコモから乗り換える時の注意点もあります。
「こんなはずじゃなかった」とならないよう、事前に確認しておきましょう。
端末代の残債を確認しておく
ドコモで分割で端末を購入した人は、残債がないか改めて確認しましょう。
ドコモでは以下のように、端末を安く購入できるサービスがあります。
月々サポート (2019年5月提供終了) |
端末代の一部を基本料金から値引き |
---|---|
スマホお返しプログラム | 36回分割払いで、スマホを返却すれば最大12回分の支払い不要 |
月々サポートは提供を終了していますが、端末代金の一部を基本料金から値引きして、負担を軽くするサービスです。
ドコモを解約すると基本料金からの値引きがなくなるため、ドコモを契約していたとき支払っていた端末代金よりも高く感じてしまうことがあります。
スマホお返しプログラムは36回払で購入して、24ヶ月目までに端末を返却すれば、最大で12ヶ月分の支払いをしなくて良いプログラムです。
ドコモを解約しても、スマホお返しプログラムだけを持ち続けることは可能です。
解約後に24ヶ月以内に返却し最大12ヶ月分免除を受けることもできます。
端末が必要な場合は一括払い、または分割で払って買い取ると良いでしょう。
ですが必要ない人は、24ヶ月目のタイミングで返却するのが一番損をしないタイミングです。
楽天回線が来ていない地域もある
苦節9か月
ようやく自宅付近が楽天回線エリアになったわ— 駿* (@Love_cats16) September 16, 2021
楽天モバイルの独自回線エリアである「楽天回線エリア」は速度も快適に使え、現在急拡大中です。
ですが歴史のあるドコモに比べてまだ新しい携帯会社のため、楽天回線エリアはドコモに比べてまだ完全ではありません。
地方の山が多い地域などでは楽天回線エリアに対応していない場合もあります。
非対応の地域は、auの回線を一部借りて運営している「パートナー回線エリア」と呼ばれるエリアになります。
注意点として、パートナー回線エリアで5GBを超えると最大1Mbpsの速度制限がかかってしまいます。
最大1Mbpsは速度制限の中ではそこそこ速い速度です。
パートナー回線エリアに住んでいる人で、上限いっぱい使い放題を考えている人は注意する必要があります。
現在の楽天モバイルのエリアはこちらから確認できます。
家族間通話無料ではなくなる
ドコモでファミリー割引を使っていた人は、今まで家族間通話無料のメリットがありましたが、楽天モバイルに乗り換えると家族間通話無料ではなくなります。
対処法として楽天モバイルの無料通話アプリ「Rakuten Link」がおすすめです。
相手がRakuten Linkを使っていなくても、固定電話でも国内通話無料になります。
ただし相手がかけた場合は無料ではなく、通話料がかかります。
ファミリー割引を使っていた人は、乗り換え前に家族に教えておく必要があります。
Rakuten Linkは発信者番号通知も通常通りされます。
キャリアメールが使えない
ドコモでは「〇〇@docomo.ne.jp」のメールアドレスが使えましたが、楽天モバイルに乗り換えるとドコモのメアドは使えなくなります。
最近ではLINEが主流になり、メールアドレスを使う機会は減りましたが、ショッピングサイトに登録する時などメールはまだ必要です。
楽天モバイルにもメールアドレスはありますが、おすすめはGmailです。
パソコンやアプリから確認可能で、フリーメールですがセキュリティもしっかりしています。
乗り換える前にGmailを取得し、メールでやり取りをしている人に伝え、サイトの設定なども変更しておきましょう。
Gmailなら次に携帯会社を変わっても、その都度メールアドレスを変える手間がありません。
ドコモから楽天モバイルに乗り換えるメリット5つ
楽天モバイルの良いところでまず思い浮かぶのはお得さではないでしょうか。
もちろんお得なのですが、それ以外にも良いところはそれ以外にもあります。
ドコモに比べたメリットを知っておき、最大限に活用しましょう。
月のスマホ代が最大4,000円以上安くなる
楽天モバイルとドコモのギガライトを比較してるけど、楽天モバイルが圧倒的に安いなぁ‥
うーむ‥— ごん (@gooooooooooon) September 19, 2021
楽天モバイルは料金プランがRakuten UN-LIMIT VIの1つしかなく、使う通信量により金額が変わる仕組みです。
ドコモはファミリー割引やドコモ光を使っていると料金から割引されますが、楽天モバイルは家族割・光回線がなくても1人で乗り換えても安くなります。
ドコモのギガホ・ギガライトとで最大まで基本料金を割引した金額と、楽天モバイルの差額を調べました。
通信量 | ドコモ(3回線目・光回線あり) | 楽天モバイル | 差額 |
---|---|---|---|
0~1GB | 2,178円(税込) | 0円 | 2,178円(税込) |
1~3GB | 2,728円(税込) | 1,078円(税込) | 1,650円(税込) |
3~5GB | 3,278円(税込) | 2,178円(税込) | 1,100円(税込) |
5~7GB | 4,378円(税込) | 2,200円(税込) | |
7~20GB | 4,818円(税込) | 2,640円(税込) | |
20~60GB | 3,278円(税込) | 1,540円(税込) | |
60GB以上 | なし | – |
ドコモで最大まで値引きした金額に比べても、楽天モバイルのほうが1,100円(税込)~2,640円(税込)安くなります。
これはファミリー割引とドコモ光をつかった場合の差額なので、ファミリー割引やドコモ光に入れない人は更に大きくなり、差額は最大で4,000円以上にもなります。
年間で最大4,800円以上なので、楽天モバイルなら大きな節約効果を望めますね。
乗り換えにかかる楽天モバイルの費用が無料
楽天モバイルは以前は新規手数料などが必要でしたが、現在では契約かかる費用はほぼなくなっています。
契約事務手数料 | 0円 |
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SIM発行手数料 | 0円 |
端末購入代金 | キャンペーン利用で実質0円~ |
契約解除料 | 0円 |
MNP転出手数料 | 0円 |
乗り換え時、地味に痛手の新規手数料もSIM発行手数料も不要で、解約時の手数料もかかりません。
端末購入代金は必要ですが、楽天モバイルでは端末購入のキャンペーンをほぼ常に行っており、ポイント還元で0円~購入できます。
以前に比べ乗り換えにかかる負担はほとんどなくなりました。
端末実質0円は初めての人のみ対象、購入端末から10秒以上の発信など条件があります。キャンペーンルールを必ず確認してください。
支払いに楽天ポイントが使える
楽天モバイルは、楽天ポイントが支払いに使えるのも魅力です。
通常ポイントに加え、期間限定ポイントも利用可能です。
期間限定ポイント→通常ポイント→楽天キャッシュの順で充当されます。
毎月支払いに使いたいポイント数を指定できますが、自動的にポイントを充当する設定も可能です。
一回に利用できるポイント数は以下のようになっています。
シルバー会員~ プラチナ会員 |
1~30,000ポイント |
---|---|
ダイヤモンド会員 | 1~500,000ポイント |
端末代の分割払いにはポイント利用は不可となっています。
また口座支払いの人はポイント利用はできないため注意しましょう。
楽天市場の買い物が+1ポイント
楽天市場では楽天SPUという、楽天のサービスを多く使うほどお買物ポイントがアップする仕組みがあります。
楽天SPUにおいて楽天モバイルは、利用金額問わず持っているだけで楽天市場のお買い物が+1ポイントされる特典が受けられます。
楽天市場をよく利用する人は、持っておかない手はないでしょう。
LINEの年齢認証に対応している
LINEでID検索をするためには、携帯会社と提携した年齢認証が必要です。
ドコモを始め大手の携帯会社以外に乗り換える時、この年齢認証がネックになっていました。
楽天モバイルでは2021年3月以降、Androidが年齢認証に対応し、現在ではiPhoneも含め全ユーザーの年齢認証に対応してます。
LINEの年齢認証ができないため乗り換えできなかった人も安心して使えます。
乗り換え前はキャンペーンを必ずチェックしよう
楽天モバイルは、乗り換え前にキャンペーンをしっかりチェックして取りこぼさないようにすることが重要です。
楽天モバイルの2021年10月のキャンペーンはこちらです。
- 「Rakuten UN-LIMIT VI」プラン料金3カ月無料
- お持ちのiPhoneで他社から乗り換えると20,000円相当のポイント還元
- 「Rakuten UN-LIMIT VI」と対象のAndroidセットで25,000相当のポイント還元
- AQUOS sense4 lite25,000ポイントプレゼント
- OPPO A73 25,000ポイントプレゼント
- Rakuten Hand 15,000ポイントプレゼント
- Xperia Ⅲ Lite Wチャンスキャンペーン
楽天モバイルのキャンペーンは、常に更新されています。
今現在のキャンペーンは楽天モバイル公式サイトより確認できます。
ぜひチェックしてみてください。