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ワイモバイルとmineoを徹底比較!違いは何?おすすめはどっち?

ワイモバイルはサブブランドならではのサービス品質の高さで人気です。

一方、mineoは独自のサービスとユーザーフレンドリーな運営で格安SIMの中でもとくに人気を集めています。

どちらも抜群の知名度・人気を誇りますが、どのような違いがあり、どちらがお得なのでしょうか。

本記事ではワイモバイルとmineoを徹底比較してみました。

これを読めばワイモバイルとmineoの違いや、それぞれどのような人におすすめなのかが分かりますよ。

ワイモバイルとmineo総合比較

ワイモバイルとmineoの比較結果を一覧表にまとめました。

ワイモバイル mineo
月額料金 3GB:2,178円(税込)
15GB:3,278円(税込)
25GB:4,158円(税込)
1GB:1,298円(税込)
5GB:1,518円(税込)
10GB:1,958円(税込)
20GB:2,178円(税込)
違約金・契約縛り なし なし
光回線とのセット割 ×
家族割引
データ繰り越し
5G 〇(有料)
eSIM ×
低速時の通信速度 プランS:300kbps
プランM/L:1Mbps
1/5GB:200kbps
10/20GB:1.5Mbps
高速/低速切り替え ×
追加チャージ 0.5GB/550円(税込) 100MB/55円(税込)
海外でのデータ通信の利用 ×
かけ放題 10分かけ放題
かけ放題
10分かけ放題
通話定額30/60
端末セット iPhone,Android iPhone,Android
実店舗
(独自店舗)
約1,000店舗 約11店舗
キャリアメール ×
キャリア決済
その他 Yahoo!プレミアム無料 フリータンク、パケットシェアなど独自サービスが充実

同じ格安スマホでも、サービス内容には大きな違いがあることが分かりますね。

各項目について、さらに詳しく見ていきましょう。

ワイモバイルとmineoの比較①:料金プラン

まずはワイモバイルとmineoの料金プランを比較します。
ワイモバイルとmineoの月額料金を容量別に比較してみました。

データ通信量 ワイモバイル mineo
1GB 1,298円(税込)
3GB 2,178円(税込)
5GB 1,518円(税込)
10GB 1,958円(税込)
15GB 3,278円(税込)
20GB 2,178円(税込)
25GB 4,158円(税込)

月額料金が安いのはmineoです。
ワイモバイルの3GBと同じ月額料金で20GBのデータ通信を利用できます。

毎月のデータ通信量が20GB以下で、できるだけスマホ代を節約したいならmineoがおすすめです。

mineoの料金プランでは、データ通信量が20GBまでしか用意されていません。
20~25GBのデータ通信を利用するならワイモバイル一択です。

ワイモバイルは家族割引と光回線とのセット割がお得

ワイモバイルとmineoはどちらも月額料金が安くなる割引サービスが用意されています。

割引 ワイモバイル mineo
家族割引 1,188円(税込)割引
(2回線目以降のみ)
55円(税込)割引
光回線とのセット割 おうち割 光セット(A)
(1,188円(税込)割引)
なし

ワイモバイルは家族割引とおうち割 光セット(A)のどちらかを適用できます。

割引額は1,188円(税込)で共通です。
ただし、家族割引は2回線目以降のみ適用されます。

両方の条件を満たしているなら、おうち割 光セット(A)がお得です。

mineoも格安SIMでは珍しく家族割引を利用できます。
割引額は1回線あたり55円(税込)です。

mineoの運営元であるオプテージもeo光という光回線を提供していますが、mineoとのセット割はありません。

ワイモバイルとmineoで割引を適用した後の月額料金を比較してみました。

データ通信量 ワイモバイル mineo
1GB 1,243円(税込)
3GB 990円(税込)
5GB 1,463円(税込)
10GB 1,903円(税込)
15GB 2,090円(税込)
20GB 2,123円(税込)
25GB 2,970円(税込)

割引適用後はワイモバイルがお得になるケースが多いですね。

毎月のデータ通信量が以下の通りなら、割引を適用することでワイモバイルがお得になります。

  • 3GB以下
  • 10~15GB
  • 20~25GB

とくにおすすめなのが、データ通信利用量が月3GB以下のライトユーザーです。
割引適用後ならmineoの1GBより300円ほど安い月額料金で3GBプランを利用できます。

mineoはデータ通信専用SIMもある

mineoにはデータ通信のみ利用できるプランも用意されています。

データ通信量 mineo
1GB 880円(税込)
5GB 1,265円(税込)
10GB 1,705円(税込)
20GB 1,925円(税込)

音声通話機能を使えない代わりに、月額料金が安めに設定されています。

ワイモバイルにはスマホ向けのデータ通信専用プランはありません。
サブスマホやタブレットでデータ通信だけを安く利用したいならmineoがおすすめです。

ワイモバイルもシェアプランを利用すればタブレットなどでデータ通信を使えます。

ワイモバイルはオンライン申し込みで事務手数料が無料

続いては事務手数料や違約金などの費用で比較してみましょう。

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費用 ワイモバイル mineo
事務手数料 無料
(店舗申し込みは3,300円(税込))
3,300円(税込)
(パッケージ利用で無料)
契約期間 なし なし
違約金 なし なし
MNP転出手数料 無料 無料

どちらも契約時には3,300円(税込)の契約事務手数料がかかります。

ワイモバイルはオンラインから申し込むと契約事務手数料が無料です。
初回だけとはいえ、3,300円(税込)が0円になるのは大きいですね。

mineoもエントリーパッケージを購入すれば、契約事務手数料を無料にできます。
エントリーパッケージはネット通販や家電量販店から300円ほどで購入可能です。

初期費用を節約したい場合は事前にエントリーパッケージを購入しておきましょう。

エントリーパッケージを利用するとキャンペーンが利用できないこともあります。キャンペーン条件をチェックした上で申し込みましょう。

違約金・MNP転出手数料はどちらも無料です。
解約する際に無駄な費用がかかりません。

ワイモバイルとmineoの比較②:通信速度

続いてはワイモバイルとmineoの通信速度を比較してみましょう。

参考として速度測定サイト「みんそく」におけるワイモバイルmineoのデータをチェックします。

データは2021年8月23日時点の直近3ヶ月の平均速度です。

時間帯 ワイモバイル mineo
下り:69.08Mbps
上り:15.03Mbps
下り:34.13Mbps
上り:8.48Mbps
下り:50.66Mbps
上り:13.54Mbps
下り:6.27Mbps
上り:6.51Mbps
夕方 下り:63.46Mbps
上り:12.61Mbps
下り:20.48Mbps
上り:6.84Mbps
下り:34.55Mbps
上り:10.56Mbps
下り:34.37Mbps
上り:7.79Mbps

通信速度はワイモバイルが優秀ですね。

時間帯に関係なく安定した速度を維持しています。
ワイモバイルならいつでもスマホが快適です。

mineoは回線が混雑しやすいお昼と夕方に速度がやや低下します。
お昼はその傾向が強く、場所によっては1Mbps前後まで落ちることも少なくありません。

通信速度を重視するなら、サブブランドであるワイモバイルがおすすめです。

データ通信関連の機能で比較

ワイモバイルとmineoでデータ通信関連の機能も比較してみましょう。

ワイモバイル mineo
データ繰り越し
5G 〇(有料)
eSIM ×
低速時の通信速度 プランS:300kbps
プランM/L:1Mbps
1/5GB:200kbps
10/20GB:1.5Mbps
高速/低速切り替え ×
追加チャージ 0.5GB/550円(税込) 100MB/55円(税込)
海外でのデータ通信の利用 ×

データ通信関連の機能はmineoが優秀です。

mineoはデータ繰り越しと速度切り替えに対応しています。
さらに10/20GBプランは低速通信が最大1.5Mbpsになる「パケット放題 Plus」が無料です。

1.5Mbpsの速度なら標準画質の動画視聴やSNSなども快適にこなせます。
データ通信量を気にせず動画視聴を利用できるのは大きなメリットです。

ちなみに1/5GBプランでも月額+385円(税込)でパケット放題 Plusを利用できます。

ワイモバイルの低速通信も比較的速いですが、速度切り替えには対応していません。

一方、ワイモバイルは5GやeSIM、海外でのデータ通信など他の格安SIMがあまり対応していない機能を利用できます。

とくにeSIM対応は貴重ですね。

ワイモバイルとmineoの比較③:かけ放題

続いてはワイモバイルとmineoのかけ放題を比較してみましょう。

ワイモバイル mineo
10分かけ放題 770円(税込) 935円(税込)
完全かけ放題 1,870円(税込)
通話定額 月30分:924円(税込)
月60分:1,848円(税込)
専用アプリ 不要 必要
(通話定額は不要)

かけ放題はワイモバイルが優れています。

10分かけ放題の月額料金がmineoより安く、専用アプリも不要です。

mineoにはない完全かけ放題も提供しています。
電話をたくさんかける人でも安心ですね。

mineoにはかけ放題だけでなく通話定額もあります。
通話定額は専用アプリなしでも適用されるのがメリットです。

ただし、月額料金は高めに設定されています。
月60分に関してはワイモバイルの完全かけ放題とほぼ同じです。

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mineoは専用アプリからの発信で通話料が半額になります。かけ放題を付けるほどではないがたまに電話をかける、という人におすすめです。

ワイモバイルとmineoの比較④:取り扱い端末

次はワイモバイルとmineoで取り扱っている端末を比較してみましょう。

掲載しているのはいずれも2021年8月23時点の取り扱い端末です。

iPhone:ワイモバイルは最新機種を安く買える

まずはiPhoneから比較してみましょう。

取り扱いのある機種
ワイモバイル iPhone 12/12 mini
iPhone SE(第2世代)
iPhone 11
mineo iPhone 8(未使用中古品)
iPhone 11
iPhone SE(第2世代)

どちらも複数のiPhoneを取り扱っています。
しかし、mineoは最新モデルであるiPhone 12シリーズの取り扱いがありません。

ワイモバイルは最新モデルのiPhone 12/12 miniを購入可能です。

また、mineoは端末代の割引がほとんどありません。
ワイモバイルならオンラインストアで購入することで本体代が割引されます。

最新のiPhoneを使いたい人、iPhoneを安く購入したい人はワイモバイルがおすすめです。

ワイモバイルのiPhoneはSIMロックがかかっていますが、購入時に自動で解除されます。

Android:互角のラインナップ

続いてAndroidスマホの比較です。

取り扱いのある機種
ワイモバイル Redmi 9T
Xperia 10 III/10 II
Xperia 8
OPPO Reno5 A/Reno3 A
Libero 5G
AQUOS sense4 basic
Android One S8/S7/S6/S3/X5
かんたんスマホ2
arrows J
mineo Mi 11 Lite 5G
OPPO Reno5 A/A54/A73
Redmi Note 10 Pro/9T
AQUOS sense5G/sense4 plus/4
moto g30/e7
ZenFone 7
Xperia 10 II/8 Lite/Ace
arrows M05

Androidスマホのラインナップは互角ですね。
Redmi 9TやReno5 A、Xperia 10 IIなど共通する端末も多くあります。

ワイモバイルは端末代の割引が大きいのがメリットです。
とにかく安く買いたいならワイモバイルを選びましょう。

mineoはMi 11 Lite 5GやZenFone 7など、比較的スペックの高いモデルも用意されています。

スペックの高いAndroidスマホが欲しいならmineoがおすすめです。

iPhone同様、mineoでは端末代の割引が少ない点に注意してください。

ワイモバイルとmineoの比較⑤:実店舗

続いてはワイモバイルとmineoの実店舗を比較してみます。

ワイモバイル mineo
総店舗数 約4,000店舗 226店舗
独自店舗数 約1,000店舗 11店舗
来店予約 可能 可能(一部店舗のみ)

店舗数はワイモバイルが圧倒的ですね。

mineoは総店舗数が226店舗しかありません。
独自店舗「mineoショップ」にいたっては全国に11店舗だけです。

店舗の多くが都市部に集中しており、地方ではサポートを受けにくいという問題もあります。

ワイモバイルは独自店舗だけで約1,000店舗も展開しています。

ソフトバンクショップで取り扱われるケースも増えており、地方でもサポートを受けやすいです。

対面によるサポートを求めるならワイモバイルがおすすめです。

ワイモバイルとmineoの比較⑥:その他

最後に、その他の特徴・サービスでワイモバイルとmineoを比較してみます。

ワイモバイルはキャリアメールとキャリア決済に対応

ワイモバイルは大手キャリアとほぼ同じ機能のキャリアメール・キャリア決済を使えます。
大手キャリアのサブブランドならではのメリットですね。

mineoではキャリアメールを利用できません。

「mineoメール」というメールサービスがありますが、中身はGmailなどのフリーメールとほぼ同じです。

それなら最初からフリーメールを使ったほうが良いでしょう。

キャリア決済はmineoにも用意されています。
しかし、制限が多く大手キャリアのキャリア決済のようには使えません。

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  • 利用できるのはドコモ回線の音声通話SIMのみ
  • 対応サービスはGoogle Playのみ
  • mineoの支払い方法は原則クレジットカードのみ

ワイモバイルのキャリアはソフトバンクのキャリア決済とほぼ同じですよ。

mineoはデータ通信量を分け合える独自機能あり

mineoは他の格安SIMや大手キャリアにはない、独自の機能がたくさんあります。
中でも便利なのがデータ通信量をシェアできる機能です。

  • パケットギフト:任意のユーザーにデータ通信量をプレゼント
  • パケットシェア:グループメンバーと余ったデータ通信量をシェア
  • フリータンク:毎月1GBまでデータ通信量を無料で引き出し(条件あり)

パケットギフトとパケットシェアは他のmineoユーザーとデータ通信量を分け合える機能です。

パケットシェアは翌月に繰り越したデータ通信量を、あらかじめグループを組んだメンバー間で自動的にシェアします。

他社のシェアプランのように使えるわけですね。

フリータンクはmineoユーザー全員で管理する貯蔵庫のようなものです。

余ったデータ通信量を入れたり、毎月1GBまでデータ通信量を無料で引き出したりできます。

引き出すには条件がありますが、無料でデータ通信量を追加できるのは他の格安SIMにはない特徴です。

ワイモバイルはYahoo!経済圏に必須

ワイモバイルを契約するとYahoo!プレミアムに無料で登録可能です。

Yahoo!プレミアム会員になると、Yahoo!ショッピング・PayPayモールの還元率が2.0%アップします。

さらに、月額550円(税込)のEnjoyパックに加入すると還元率が追加で5.0%アップします。

Yahoo!経済圏を確立したいなら、ワイモバイルの契約はマストです。

ワイモバイルとmineo、おすすめはどっち?

ここまでワイモバイルとmineoをさまざまな観点から比較しました。

その結果を踏まえ、ワイモバイルとmineoがどのような人におすすめかをまとめます。

ワイモバイルがおすすめの人

次のような人にはワイモバイルがおすすめです。

  • 通信速度を重視する人
  • 家族割引またはおうち割 光セット(A)を適用できる人
  • 最新のiPhoneを購入したい人
  • Yahoo!ショッピング・PayPayモールのヘビーユーザー

ワイモバイルは通信速度が速く安定しています。
回線が混雑する時間帯もスマホを快適に利用可能です。

mineoも遅く過ぎて使えない、ということはありません。
しかし、速度を重視するならワイモバイルがおすすめです。

ワイモバイルは家族割引またはおうち割 光セット(A)を適用すると月額料金が安くなります。

利用するデータ通信量によってはmineoより安いことも少なくありません。

家族で利用する人、ソフトバンクの光回線を利用している人は割引を含めて料金を比較・判断してくださいね。

ワイモバイルではiPhoneの最新モデル、iPhone 12/12 miniを取り扱っています。
格安SIMでも最新のiPhoneを使いたい人にピッタリですね。

ワイモバイルユーザーはYahoo!ショッピング・PayPayモールがお得になります。

普段からYahoo!ショッピング・PayPayモールで買い物をするなら、ワイモバイルは必須ですよ。

mineoがおすすめの人

mineoがおすすめなのは次のような人です。

  • とにかく安く使いたい人
  • データ通信専用SIMを使いたい人
  • 低速通信を活用したい人

割引を考慮しない月額料金で比較すると、mineoがワイモバイルより圧倒的に安いです。

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[orilab_aicp] [/orilab_aicp]

とにかく安く使いたい人にはmineoを選びましょう。

mineoは音声通話機能のないデータ通信専用SIMも利用できます。
タブレットやサブスマホ、Wi-Fiルーター向けのSIMを探している人にもピッタリですね。

mineoはデータ繰り越しと速度切り替えに対応しています。
さらにパケット放題 Plusに加入すれば1.5Mbpsの高品質な低速通信を利用可能です。

低速通信を活用したいならmineoがおすすめです。

まとめ

以上、ワイモバイルとmineoの比較でした。

ワイモバイルがおすすめの人
  • 通信速度を重視する人
  • 家族割引またはおうち割 光セット(A)を適用できる人
  • 最新のiPhoneを購入したい人
  • Yahoo!ショッピング・PayPayモールのヘビーユーザー
mineoがおすすめの人
  • とにかく安く使いたい人
  • データ通信専用SIMを使いたい人
  • 低速通信を活用したい人

どちらも人気の格安スマホですが、特徴は大きく異なります。

とにかく安く使いたいならmineoを選びましょう。
割引なしでも、月額料金はワイモバイルよりお得です。

一方、安さよりもサービス品質重視ならワイモバイルがおすすめです。

通信速度が安定していますし、かけ放題やキャリアメールなどサブブランドならではのサービスも使えますよ。

【公式】ワイモバイル(Y!mobile)

【公式】mineo

ABOUT ME
吾妻 和希
格安SIM・スマホが好きなライター。学生時代に節約のため格安SIMを使い始めました。格安SIM歴は6年を越え、その経験を生かしてスマホライターとして活動中。
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