楽天モバイルの契約審査で落ちてしまっても、基本的に審査に落ちた理由を知ることはできません。
そのため、何故自分が落ちてしまったのだろうかと、原因もわからないまま悩む人も多いでしょう。
そこで本記事では、楽天モバイルの契約審査に落ちてしまった時に考えられる原因と対処法について解説していきます。
目次
楽天モバイルで審査に落ちることってあるの?
楽天モバイルには、契約時に2種類の審査があります。
- 回線の契約審査
- 端末の分割審査
まず、回線を契約する上での契約審査です。
次に、楽天モバイルの端末を分割で購入する際の分割審査があります。これは、端末を購入した人のみ受ける審査となります。
これは楽天モバイルだけでなく、どの通信サービスも共通して審査が行われます。
楽天モバイルで審査に落ちてしまったということは、この2つの審査のどちらか・または両方でNGになってしまったと考えられます。
では具体的に、どのような原因があるのでしょうか?
楽天モバイルの審査で落ちる原因【契約審査】
まず、楽天モバイルの契約審査において、どのような原因があって審査に落ちてしまうのか見ていきましょう。
- 他社で支払いが済んでいないものがある
- 申し込み情報が間違っていた
- 転売や不正契約など何かしらの前科がある
下記にて詳しく解説していきます。
他社で支払いが済んでいないものがある
キャリア間では、ユーザーの支払い情報のデータが共有されています。
筆者がキャリアショップで働いていた時にかなり多かった審査NGの原因が、「他社で未納がある」というものでした。
今使っているキャリアや格安SIM、または過去に契約していた会社で支払いが済んでいないものがあるために、新しく契約することができないという状態です。
また、ショップで契約する場合、審査が通らなかった時に理由が開示される数少ない原因でもあります。
※オンライン契約の場合は開示されない可能性が高いです
中には「そのキャリアを契約してたのは5年くらい前だよ!」と思うこともあるかもしれませんが、数年前の未納分が原因で契約できないケースも非常に多いです。
自分が把握できていないほど昔の未納分である可能性もあるので、ショップで指摘された時は必ず該当するキャリアへ問い合わせるようにしましょう。
申し込み情報が間違っていた
ショップの場合はスタッフが情報を入力することが多いので少ないかもしれませんが、オンラインで自分で手続きを行う場合は、申し込み内容に不備があって契約できない可能性があります。
単なる入力ミスであったり、引っ越したばかりで本人確認書類と現住所が異なるなど、申し込み内容に不備が発生する可能性は意外と高いです。
そのため、オンラインで自分で契約情報を入力し手続きをする時は、複数回間違いがないか確認するようにしてください。
転売や不正契約など何かしらの前科がある
これは完全にアウトな案件になりますが過去に転売や不正契約などを行い、キャリアに認識されている場合は他の会社でも契約ができなくなる可能性があります。
その他にも、暴力団関係者であるなど反社会的組織に関わりがある場合も契約できない可能性が高いです。
こればかりはどうしようもできません。
楽天モバイルの審査で落ちる原因【分割審査】
次に、楽天モバイルの分割審査で落ちる原因について見ていきましょう。
分割審査は前述の通り、楽天モバイルでスマホを分割払いする人のみ受ける必要がある審査となります。
- クレジットカード・ローンなどの利用実績が悪い
- 過去に債務整理をした
- 分割金額が10万円を超えている
下記にて詳しく解説していきます。
クレジットカード・ローンなどの利用実績が悪い
クレジットカードやキャッシング、ローンなどの返済が滞っているなど、信用情報に問題がある場合は分割審査に通らない可能性が高いです。
たかがスマホの分割、月額料金と一緒に機種代金を支払うのでローンを払っているというイメージが湧きにくいですが、これもれっきとしたローンです。
そのため、きちんと支払いができるかどうか審査があるのは当然なのです。
これまでのクレジットカードやキャッシングの利用時に繰り返し滞納をしたり、長期間に渡って支払いができていないなどの金融事故がある場合は、審査に落ちてしまう可能性が高いです。
過去に債務整理をした
クレジットカードやキャッシングの滞納だけでなく、過去に自己破産などの債務整理を行っている場合も分割契約ができない可能性が高いです。
基本的に、債務整理から10年程度はローンなどの分割契約ができなくなるといわれているので、一度自己破産や債務整理を行った場合は10年間はスマホも分割で買えないと思ってください。
分割金額が10万円を超えている
分割で支払う予定の金額によっても審査の厳しさは変わります。
一般的に、10万円を超える分割の場合は詳細審査が必要となり、職業や年収などを調べて支払い能力があるかどうかより厳しく審査が行われます。
そのため、10万円以下の分割なら通る人も、詳細審査に入ってしまうと落ちてしまうというケースもあります。
楽天モバイルの審査に落ちた時にはどうすれば良い?
ここまで、楽天モバイルの審査に落ちる原因について解説してきました。
次に、楽天モバイルの審査に落ちた時に、どのように対処するべきなのか解説していきます。
契約審査・分割審査別に触れていくので、是非チェックしてください。
契約審査で落ちた場合の対処法
契約審査で落ちた時の対処法は下記の通りです。
- 他社に未納分がないかチェックする
- 申し込み内容に間違いがないように何度も確認する
転売や不正契約を過去にやってしまい、それをキャリアに把握されている場合は正直どうすることもできません。
他社に未納がある場合は、未納分を解消すれば審査に通る可能性も高くなるので、まずは未納分を支払うことから始めましょう。
自分が把握しきれていない数年前の分が未納として計上されている可能性もあるので、過去に契約したことのあるキャリアのコールセンターに問い合わせてみてください。
未納がある場合は、オペレーターより請求書番号を伝えられると思うので、該当するキャリアのショップに行って支払いを済ませれば完了です。
申し込み内容に不備があり審査に落ちてしまった、もしくはそれしか可能性が考えられない場合は、再申し込みの際に間違いがないか細かくチェックしましょう。
分割審査で落ちた場合の対処法
次に、分割審査で落ちてしまった時の対処法について見ていきましょう。
- 一括で端末を購入する
- 現在の経済状況を把握し着実に片づけていく
- 時間が解決してくれる場合も
分割審査というのは端末を分割で購入できるかどうかの審査になるため、分割が通らなかったとしても契約できないわけではありません。
端末を一括購入するのであれば分割審査は不要となるので、経済的に余裕がある場合は一括購入も視野に入れることをおすすめします。
iPhoneなど10万円を超える機種の場合は詳細審査が入るのでより厳しくなります。10万円以上の分割審査が通らなかった場合は、機種を変えるなどして10万円以下にした状態で再審査をしてみるのも1つの手段ですよ。
クレジットヒストリーや金融事故が原因であるなら、まず目先の問題を解決するのも大切です。
滞納している分はなるべく早く解消し、いち早くクリーンな状態にできるようにしましょう。
また、債務整理ではない金融事故の場合は完済より5年経過すると事故の履歴が消去されるといわれています。
支払い問題が整理できれば後は時間が解決してくれるので、気長に着実に片づけていくようにしましょう。
審査に落ちた原因を考えてそれに見合った対処をしよう
最後に、楽天モバイルで審査に落ちた時のポイントについてまとめます。
- 楽天モバイルの審査には契約審査と分割審査の2種類がある
- 契約審査で落ちる主な理由は他社未納と申し込み内容の誤り
- 分割審査で落ちる理由は金融事故や債務整理の有無
- まずは自分の落ちた原因が何なのかしっかりと見極めるのが大事
今回紹介した審査落ちの原因は、あくまで考えられるものであって確実なものではありません。
しかし、筆者は以前キャリアショップで働いていたことがありますが、審査に落ちる人の多くは今回紹介した内容が多かったように思えます。
他社未納など、自分でも忘れてしまうくらい昔の情報を見られて審査に落ちることもあるので、審査に落ちた場合は何が原因だったのか自分で精査するようにしましょう。
審査落ちの原因を解消した後に再度申し込むと、契約できる可能性が一気に上がりますよ。