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ワイモバイルとUQモバイルを徹底比較!おすすめはどっち?

ワイモバイルとUQモバイルは、どちらも大手キャリアが展開するサブブランドです。
他の格安SIMよりサービス内容が充実しており、通信速度も安定しています。

料金プランなども似ているため、どちらにすればよいか迷うかもしれません。

そこで本記事ではワイモバイルとUQモバイルを月額料金や特典など、さまざまな観点から徹底比較しました。

ワイモバイルとUQモバイルの違いを知りたい人、どちらにしようか悩んでいる人はぜひ参考にしてください。

ワイモバイルとUQモバイル総合比較

ワイモバイルとUQモバイルの比較結果を一覧表にまとめました。

ワイモバイル UQモバイル
月額料金 3GB:2,178円(税込)
15GB:3,278円(税込)
25GB:4,158円(税込)
3GB:1,628円(税込)
15GB:2,728円(税込)
25GB:3,828円(税込)
違約金・契約縛り なし なし
光回線とのセット割 ×
家族割引 ×
電気とのセット割
データ繰り越し
(21年8月18日より)
5G
(21年9月2日より)
eSIM ×
低速時の通信速度 プランS:300kbps
プランM/L:1Mbps
高速/低速切り替え ×
追加チャージ 0.5GB/550円(税込) 100MB/220円(税込)
0.5GB/550円(税込)
海外でのデータ通信の利用
(有料)
×
かけ放題 10分かけ放題
かけ放題
10分かけ放題
かけ放題
通話パック(60分)
端末セット iPhone,Android iPhone,Android
実店舗 約4,000店舗 約3,700店舗
キャリアメール 〇(有料)
キャリア決済
その他の特典 Yahoo!プレミアム無料 au PAYカードの年会費が無料

こうして比較すると、意外に違いが多いことが分かります。
各項目について、さらに詳しくチェックしていきましょう。

ワイモバイルとUQモバイルの比較①:料金プラン

最初はもっとも気になる料金プランで比較してみましょう。
どちらも料金プランは1つで、データ通信量は3GB/15GB/25GBの3つが用意されています。

容量別にワイモバイルとUQモバイルの料金を比較してみました。

データ通信量 ワイモバイル UQモバイル
3GB 2,178円(税込) 1,628円(税込)
15GB 3,278円(税込) 2,728円(税込)
25GB 4,158円(税込) 3,828円(税込)

割引を一切考慮しない場合、月額料金はUQモバイルがお得です。
同じデータ通信量でもワイモバイルより500円ほど安く設定されています。

後述する割引を利用できない場合はUQモバイルがおすすめです。

割引適用後の月額料金はほぼ同じ

ワイモバイルとUQモバイルはどちらも割引サービスが用意されています。

割引 ワイモバイル UQモバイル
家族割引 2回線目以降1,188円(税込)割引 ×
光回線とのセット割 1回線あたり1,188円(税込)割引 ×
電気とのセット割 1回線あたり110円(税込)割引
(25ヶ月目以降は55円)
プランS/M:638円(税込)割引
プランL:858円(税込)割引

ワイモバイルは3種類の割引が用意されています。

家族割引または光回線とのセット割と、電気とのセット割を組み合わせると最初の2年間は毎月1,298円(税込)の割引です。

家族割引と光回線とのセット割の併用はできません。

一方、UQモバイルは電気サービス「UQでんき」とのセット割のみです。
以前は家族割がありましたが、現在は受付を終了しています。

その代わり、電気とのセット割の割引額はワイモバイルより多いです。

割引込みの月額料金を比較してみました。

データ通信量 ワイモバイル UQモバイル
3GB 880円(税込) 990円(税込)
15GB 1,980円(税込) 2,090円(税込)
25GB 2,860円(税込) 2,970円(税込)

すべての割引を適用した場合はワイモバイルがUQモバイルより110円安くなります。

家族で利用する人、ソフトバンクのネット回線・電気を利用している人はワイモバイルを選ぶとお得です。

反対に単身で利用する人やソフトバンクのネット回線を契約していない人、UQでんきを利用している人はUQモバイルを選ぶとお得になります。

ワイモバイルはオンライン申し込みで初期費用が無料

初期費用や違約金など、その他の費用でも比較してみます。

ワイモバイル UQモバイル
初期費用 無料
(店舗申し込みは3,300円(税込))
3,300円(税込)
契約縛り なし
違約金 なし
MNP転出手数料 無料

どちらも初期費用は3,300円(税込)ですが、ワイモバイルはオンラインから申し込むと無料です。

UQモバイルもエントリーパッケージを利用すれば無料にできます。
しかし、エントリーパッケージは他のキャンペーンと併用できません。

ワイモバイルなら他のキャンペーンを利用しつつ、初期費用なしで申し込めます。

契約縛りはどちらもありません。
違約金やMNP転出手数料も不要です。

ワイモバイルとUQモバイルの比較②:通信速度

続いてはワイモバイルとUQモバイルの通信速度を比較してみます。

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筆者はワイモバイルとUQモバイル、両方を契約中です。
以下の条件で実際に速度を計測しました。

  • 測定日:2021年8月2日(月)
  • 測定端末:Redmi 9T
  • 測定アプリ:Speedtest.net

なお、どちらも4G回線を用いて計測しています。

時間帯 ワイモバイル UQモバイル
朝(9:00) 下り:43.7Mbps
上り:8.97Mbps
下り:88.7Mbps
上り:24.3Mbps
昼(12:00) 下り:17.4Mbps
上り:9.89Mbps
下り:66.3Mbps
上り:19.0Mbps
夕方(18:00) 下り:21.7Mbps
上り:7.06Mbps
下り:69.8Mbps
上り:21.7Mbps
夜(21:00) 下り:17.6Mbps
上り:12.1Mbps
下り:85.8Mbps
上り:26.1Mbps

通信速度はUQモバイルが優秀という結果でした。

ワイモバイルも安定感は抜群です。
お昼も極端に遅くならないため、普通にスマホを使う分には困りません。

しかし、速度はUQモバイルが圧倒的に速いですね。
高画質な動画を見る、ゲームをプレイするといった人はUQモバイルがおすすめです。

速度測定サイトではワイモバイルがリード

筆者だけでなく、他のユーザーの測定結果も見てみましょう。

ここでは参考として速度測定サイト「みんそく」におけるワイモバイルUQモバイルのデータをチェックします。

データは2021年8月2日時点の直近3ヶ月の平均速度です。

時間帯 ワイモバイル UQモバイル
下り:68.45Mbps
上り:15.15Mbps
下り:43.8Mbps
上り:9.45Mbps
下り:44.45Mbps
上り:13.52Mbps
下り:32.88Mbps
上り:7.47Mbps
夕方 下り:61.38Mbps
上り:12.76Mbps
下り:39.86Mbps
上り:8.21Mbps
下り:31.38Mbps
上り:9.3Mbps
下り:37.13Mbps
上り:10.01Mbps

こちらだと夜以外はワイモバイルが速いという結果が出ています。

筆者の結果とは真逆です。

格安SIMは利用するエリアや時間帯によって速度が異なるため、このような違いが出たと考えられます。

ただ、ワイモバイルもUQモバイルも「速度が安定している」という点は変わりません。
通信速度に関しては、ワイモバイルとUQモバイルのどちらを選んでもOKですね。

データ通信関連の機能で比較

ワイモバイルとUQモバイルをデータ通信関連の機能でも比較してみます。

ワイモバイル UQモバイル
データ繰り越し
(21年8月18日より)
5G
(21年9月2日より)
eSIM ×
低速時の通信速度 プランS:300kbps
プランM/L:1Mbps
高速/低速切り替え ×
追加チャージ 0.5GB/550円(税込) 100MB/220円(税込)
0.5GB/550円(税込)
海外でのデータ通信の利用
(有料)
×

ワイモバイルはeSIMに対応しているのが特徴です。
eSIM搭載スマホならSIMカードを待たずに契約できます。

また、海外でもデータ通信を利用可能です。

UQモバイルでも電話の国際ローミングは可能です。

UQモバイルは速度切り替えに対応しているのが大きなポイントです。
好きなタイミングで低速通信と高速通信を切り替えられます。

プランSは300kbps、プランM/Lは1Mbpsと低速通信が速いので、速度切り替えとの相性も抜群です。

ワイモバイルとUQモバイルの比較③:かけ放題

続いてはワイモバイルとUQモバイルのかけ放題を比較してみましょう。

ワイモバイル UQモバイル
10分かけ放題 770円(税込) 770円(税込)
完全かけ放題 1,870円(税込) 1,870円(税込)
通話パック(60分) × 550円(税込)
専用アプリ 不要 不要

10分かけ放題、完全かけ放題は月額料金が全く同じです。
専用アプリなしで適用される点も共通しています。

異なるのは通話パックの有無です。

UQモバイルでは毎月60分まで通話料が無料の通話パック(60分)を利用できます。
「電話をかける頻度は少ないが1回の通話時間が長い」といった人におすすめです。

どちらもかけ放題は充実していますが、通話パックがあるUQモバイルはより柔軟性が高いと言えます。

その他の通話サービスで比較

かけ放題以外の通話サービスでも比較してみます。

ワイモバイル UQモバイル
留守番電話 無料 418円(税込)
着信転送 無料 無料
割込通話 220円(税込) 220円(税込)
国際電話・国際SMS
国際ローミング

どちらも基本の通話サービスは対応しています。

ただし、UQモバイルの留守番電話は有料です。

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三者通話サービス、迷惑電話撃退サービスとセットになった「電話基本パック」として提供されています。

留守番電話の単体契約はできないので注意してください。

ワイモバイルとUQモバイルの比較④:取り扱い端末

次はワイモバイルとUQモバイルの取り扱い端末の比較です。

いずれも2021年8月5時点の取り扱い端末を掲載しています。

iPhone:どちらも最新モデルの取り扱いあり

まずはiPhoneのラインナップを比較してみましょう。

取り扱いのある機種
ワイモバイル iPhone 12/12 mini
iPhone SE(第2世代)
iPhone 11
UQモバイル iPhone 12/12 mini
iPhone SE(第2世代)
iPhone 11
iPhone XR(認定中古品)
iPhone 8(認定中古品)

どちらも最新のiPhone 12/12 mini、型落ちモデルのiPhone 11、廉価モデルのiPhone SE(第2世代)を用意しています。

格安SIMとしてはかなり充実したラインナップですね。

UQモバイルはさらに認定中古品のiPhoneも取り扱っています。
中古でも良いので安くiPhoneを買いたいならUQモバイルがおすすめです。

UQモバイルのiPhoneはSIMロックがかかっているので注意してください。

Android:どちらもエントリー~ミドルクラスが中心

続いてAndroidスマホのラインナップ比較です。

取り扱いのある機種
ワイモバイル Xperia 10 III/10 II
Xperia 8
OPPO Reno5 A/Reno3 A
Libero 5G
Android One S8/S7/S6/S3/X5
かんたんスマホ2
arrows J
UQモバイル Redmi Note 10 JE
OPPO A54
AQUOS sense5G
Galaxy A21
AQUOS sense3 basic
BASIO 4

ワイモバイルもUQモバイルも、エントリー~ミドルクラスのモデルを中心に取り揃えています。

ゲームをしないなら、どちらを選んでも問題ないでしょう。

スペックを求めるならiPhoneを購入するか、別途SIMフリーのAndroidスマホを購入するのがおすすめです。

ワイモバイルとUQモバイルの比較⑤:実店舗

続いてはワイモバイルとUQモバイルの実店舗数を比較してみます。

ワイモバイル UQモバイル
実店舗総数 約4,000店舗 約3,700店舗
独自店舗数 約1,000店舗 約1,000店舗
来店予約 可能 可能

店舗数は互角ですね。

以前はワイモバイルが独自店舗数で大きくリードしていました。

UQモバイルもauの正式なサブブランドとなり、2021年3月より一部のauショップでも取り扱いを開始しています。

それにより、店舗数が大幅に増加しました。
対面によるサポートに関しては、どちらを選んでも問題ないでしょう。

ワイモバイルとUQモバイルの比較⑥:その他

最後に、その他の特徴やサービスでワイモバイルとUQモバイルを比較してみます。

ワイモバイルはキャリアメールを無料で使える

ワイモバイルとUQモバイルは他の格安SIMでは利用できないキャリアメール・キャリア決済へ対応しています。

さすがサブブランドですね。

しかし、キャリアメールに関しては料金に違いがあります。

ワイモバイル UQモバイル
メールサービスの月額料金 無料 220円(税込)
アドレス @ymobile.ne.jp @uqmobile.jp

ワイモバイルではキャリアメールが標準で用意されています。
利用料もかかりません。

一方、UQモバイルではキャリアメールがオプションとして提供されています。
利用する場合は220円(税込)の月額料金がかかります。

最初からキャリアメールを使う予定なら、ワイモバイルが安上がりですね。

ワイモバイルはYahoo!ショッピング・PayPayモールがお得に

ワイモバイルユーザーはYahoo!ショッピング・PayPayモールがお得になります。

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  • Yahoo!プレミアムに無料登録
  • Enjoyパック加入でさらに還元率アップ

ワイモバイルユーザーは本来なら月額508円(税込)のYahoo!プレミアムが無料です。
会員特典として、Yahoo!ショッピング・PayPayモールの還元率が2%プラスされます。

さらに月額550円(税込)のEnjoyパックへの加入で還元率が+5%され、いつでも8%の還元を受けることが可能です。

Yahoo!ショッピング・PayPayモールのヘビーユーザーならワイモバイルを契約するとお得ですよ。

毎月PayPayモール・Yahoo!ショッピングで使える500円分のクーポンももらえます。

UQモバイルユーザーはau PAYカードの年会費が無料になる

UQモバイルユーザーはau PAYカードの年会費が無料になるという特典があります。

au PAYカードはauが発行するクレジットカードです。
通常1,375円(税込)の年会費がかかりますが、UQモバイルユーザーなら無料になります。

au PAYカードを利用すると、利用金額に応じてPontaポイントが貯まります。
貯まったポイントはau PAYなどauの各種サービスで利用可能です。

ワイモバイルがYahoo!経済圏向けなら、UQモバイルはau経済圏向けと言えますね。

ワイモバイルとUQモバイル、おすすめはどっち?

ここまでワイモバイルとUQモバイルをさまざまな観点から比較しました。

その結果を踏まえ、ワイモバイルとUQモバイルがどのような人におすすめかをまとめます。

ワイモバイルがおすすめの人

次のような人にはワイモバイルがおすすめです。

  • 家族で利用する人
  • ソフトバンクの光回線を利用している人
  • Yahoo!ショッピング・PayPayモールのヘビーユーザー

家族割引や光回線とのセット割が適用されると、月額料金が1,188円(税込)割引されます。
電気もセットならさらに月額110円(税込)お得です。

割引を利用できるなら、月額料金はUQモバイルよりも安くなります。

また、ワイモバイルユーザーはYahoo!ショッピング・PayPayモールのポイント還元がアップします。

Yahoo!ショッピング・PayPayモールのヘビーユーザーなら、ワイモバイルはマストです。

UQモバイルがおすすめの人

UQモバイルがおすすめなのは次のような人です。

  • 単身者でとにかく安く使いたい人
  • auでんき・UQでんきを利用する人
  • 低速通信を活用したい人

割引なしの月額料金はワイモバイルよりUQモバイルが安く設定されています。
単身者やソフトバンクのネット回線を利用していない人はUQモバイルがお得です。

auでんき・UQでんき利用者なら電気とのセット割によりさらに安くなります。

また、UQモバイルは速度切り替えによりいつても高速通信と低速通信を切り替え可能です。
ワイモバイルも低速通信の速度が速くなりましたが、速度切り替えには対応していません。

低速通信を活用するならUQモバイルがおすすめです。

まとめ

以上、ワイモバイルとUQモバイルの比較でした。

ワイモバイルがおすすめの人
  • 家族で利用する人
  • ソフトバンクの光回線を利用している人
  • Yahoo!ショッピング・PayPayモールのヘビーユーザー
UQモバイルがおすすめの人
  • 単身者でとにかく安く使いたい人
  • auでんき・UQでんきを利用する人
  • 低速通信を活用したい人

ワイモバイルとUQモバイルを選ぶ最大のポイントは「割引を利用できるかどうか」です。

家族割引や光回線とのセット割を利用できるならワイモバイルが安くなります。
Yahoo!ショッピング・PayPayモールのポイント還元率アップも見逃せませんね。

一方、割引なしの月額料金ではUQモバイルがお得です。
単身者はUQモバイルにすると安くなりますよ。

どちらも大手キャリアのサブブランドであり、サービス内容は甲乙つけがたいです。
そのため、基本的には月額料金がより安くなるほうを選びましょう。

【公式】ワイモバイル(Y!mobile)

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ABOUT ME
吾妻 和希
格安SIM・スマホが好きなライター。学生時代に節約のため格安SIMを使い始めました。格安SIM歴は6年を越え、その経験を生かしてスマホライターとして活動中。
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