安さに惹かれて楽天モバイルに変えたのは良いものの、電波の悪さや自社回線エリア外だったなどの理由で他社への乗り換えを検討している人も多いのではないでしょうか?
楽天モバイルは契約解除料や更新月の縛りが一切ないので、いつでも気軽に他社への乗り換えや解約ができることが魅力です。
そこで今回は、楽天モバイルから乗り換える時におすすめの3社について詳しく紹介していきます!
- ahamo
- povo
- LINEMO
それぞれの会社のサービスの内容や料金プラン、特徴などについて触れていくので、是非チェックしてください。
目次
ahamo・povo・LINEMOとは?
今回紹介するのは、ahamo・povo・LINEMOの3社です。
この3社はキャリアの格安通信ブランドであり、楽天モバイルと同じくらいお得な価格で利用することができます。
ではまず、キャリアの格安通信ブランドの特徴について見ていきましょう。
- 月額料金が安い
- 大手キャリアの回線を同じ品質で使える
- 5Gにも対応
- キャリアのメールや割引などのサービスは使えない
- 基本的にオンラインによる手続き※ドコモはショップサポートあり(1回3,300円(税込))
運営元はキャリアと同じ会社であり(ドコモとahamoならNTT)、キャリアの回線を同じ品質で利用することができます。
つまり、料金は安いですが通信品質は大手キャリアとほぼ変わりません!
高くても1ヶ月3,000円程度で使える料金の安さも魅力であり、eSIMや5Gにも対応しています。
ただし、デメリットもあります。
キャリアと同じ系列であるものの、キャリアのメールや割引(家族回線数による割引etc.)などを利用することができません。
また、基本的にオンラインによる申し込みとなり、アフターサービスも全てオンライン対応となるため、ショップのスタッフによるサポートが欲しい人にはややハードルが高いでしょう。
それでもスマホ料金を安くしたい・楽天モバイルと同じくらいの料金で使いたいという人は、これらの格安通信ブランドがおすすめです。
ahamoの料金プランとサービスの特徴
ではまず、ahamoの料金プランとサービスの特徴について見ていきましょう。
ahamoは、NTTドコモが運営している格安通信ブランドであり、ドコモ回線を利用することができます。
特徴は下記の通りです。
- 月額料金は20GB2,970円(税込)
- 支払いをdカードにすれば最大5GB増量
- 5分間の国内通話かけ放題オプションつき
- iPhone 11などの端末の取り扱いがある
次の章にて、詳しく解説していきます。
月額料金は20GB2,970円(税込)
ahamoの料金プランは非常にシンプルで1つしかありません。
データ容量は20GBで、月額料金は2,970円(税込)と非常にリーズナブルな価格で利用することができます。
この料金は、ドコモの従量制プラン「ギガライト」で利用量が1GB未満の時よりも遥かに安いです。
ドコモのように無制限のプランはありませんが、ある程度ネットを使いたいという人はahamoの方がお得でしょう。
支払いをdカードにすれば最大5GB増量
ドコモでは、dカードと呼ばれるクレジットカードの取り扱いもあります。
ahamoの支払いをdカードに設定することで、さらにデータ通信量が最大5GB増量されます!
そのため、dカードを持っている人は月額2,970円(税込)で最大25GBまで使えるようになるのです!
dカードは使う度にdポイントが貯まる非常にお得なクレジットカードなので、dポイントを普段から貯めているという人にもおすすめです。
5分間の国内通話かけ放題オプションつき
また、ahamoの月額2,970円(税込)のプランには、5分かけ放題の通話オプションが含まれています。
つまり、5分かけ放題は別途オプションに加入することなく利用することができます。
ちなみに、他2社の場合は5分かけ放題をつけると別途550円(税込)の料金が発生するため、20GBを5分かけ放題つきで利用する場合はahamoが1番お得です。
iPhone 11などの端末の取り扱いがある
キャリアの格安通信ブランドには、基本的に端末の取り扱いがありません。
しかし、ahamoには3つの機種の取り扱いがあります。
- iPhone 11
- Xperia 1 Ⅱ SO-51A
- Galaxy S20 5G SC-51A
最新モデルではありませんが、ドコモで販売していた時よりも格安価格で購入することができます。
その他の端末の場合は、ドコモオンラインショップで購入する必要がありますが、上記3つのスマホであればahamoを契約するのと同時に購入できます。
povoの料金プランとサービスの特徴
次に、povoの料金プランとサービスの特徴について解説していきます。
povoはauの運営会社であるKDDIが取り扱っている格安通信ブランドです。
そのため、使える回線はauとなります。
- 基本料金0円からトッピングを選ぶ料金プラン
- 20GBプランなら3社の中で最安値
下記にて、詳しく見ていきましょう。
基本料金0円からトッピングを選ぶ料金プラン
povoの基本料金はなんと0円です。
基本料金は0円ですがデータや通話などのトッピングがあり、自分の用途に合わせて追加していくという仕様になります。
つまり、使う人によって料金が大きく異なる自由度の高いプランということです。
各トッピングは下記の通りです。
- データ使い放題:330円(税込)/24時間
- データ追加1GB:390円(税込)/7日間
- データ追加3GB:990円(税込)/30日間
- データ追加20GB:2,700円(税込)/30日間
- データ追加60GB:6,490円(税込)/90日間
- データ追加150GB:12,980円(税込)/180日
- DAZN使い放題パック:760円(税込)/7日間
- smash.使い放題パック:220円(税込)/24時間
- 5分以内通話かけ放題:550円(税込)/月
- 通話かけ放題:1,650円(税込)/月
- スマホ故障サポート:830円(税込)/月
このように、データから通話、サポートまでさまざまな種類のトッピングが用意されています。
特に、データとコンテンツトッピングは種類によって有効期間が異なるので注意してください。
ヘビーユーザーだけでなく、ライトユーザーにもお得な仕様なのが嬉しいですね。
20GBプランなら3社の中で最安値
どの格安通信ブランドにも20GBプランがあります。
povoの20GBプランの料金は、ahamoとLINEMOと比較して若干安くなっています。
LINEMOとは僅差ではありますが、できるだけ安くしたいという人はpovoの方がおすすめです。
また、povoには1GBや3GBの小容量プランもあり最安390円(税込)で使えるので、ネットをあまり使わないというライトユーザーの人にもぴったりです。
LINEMOの料金プランとサービスの特徴
次に、LINEMOの料金プランとサービスの特徴について解説していきます。
LINEMOはソフトバンク株式会社が運営している格安通信ブランドであり、使える回線もソフトバンクとなります。
- 20GBと3GBの2つのプラン
- LINEアプリのデータ利用量がノーカウント
基本的に、回線とスマホを購入したキャリアが一致していればSIMロックを解除する必要はありません。
しかし、LINEMOの場合はソフトバンク・ワイモバイルのスマホであってもSIMロック解除が必要となるので注意してください。
20GBと3GBの2つのプラン
LINEMOには2つのプランがあります。
- 3GB:990円(税込)
- 20GB:2,728円(税込)
LINEMOには、3GBと20GBの2つのプランがあります。
3GBプランはpovoと同じ価格ですが、20GBはLINEMOの方が若干高いです。
最初から5分かけ放題が含まれているahamoより安くなっているので、通話オプションが不要だという人におすすめです。
LINEアプリのデータ利用量がノーカウント
LINEMOには、他社にはない独自の特典があります。
LINEMOはソフトバンクとLINEが提携して運営している格安通信ブランドであり、LINEの通信量がノーカウントになるというメリットがあります。
つまり、LINEで消費したデータ量は月々のプランの容量にカウントされないということです。
トーク程度であればそこまで大きな消費にはなりませんが、LINE通話の場合は1時間で1GB消費することもあります。
普段からLINE通話をよく利用する人にも嬉しいサービスではないでしょうか。
格安通信ブランド3社のどれが1番お得?
ここまで、格安通信ブランド3社のサービスの特徴について解説しました。
次に、これまで解説した内容を踏まえて、どの格安通信ブランドが1番お得なのか考えていきます。
それぞれプランや料金が大きく異なるので、ユーザーのニーズによってお得な会社は変わるでしょう。
20GBプランで比較するとpovoが1番リーズナブル
格安通信ブランドに共通しているのは20GBプランです。
そこで、それぞれのプラン料金を比較してみました。
- ahamo:2,970円(税込)
- povo:2,700円(税込)
- LINEMO:2,728円(税込)
ahamoは5分かけ放題が含まれているので、1番高くなっています。
たった28円(税込)の差額ではありますが、povoが3社の中で1番安い価格で20GB使うことができます。
前章でも述べた通り、なるべく安く使いたいという人はpovoを選ぶべきでしょう。
より通信量を安くしたいのであればpovoかLINEMOが◎
また、LINEMOには3GB・povoには1GB(※7日間のみ)と3GBのプランがあります。
ahamoには20GBのプランしかないので、そんなにネットを使わないという人は損した気分になってしまいますよね。
ネットをあまり使わない・通信量の少ないプランを契約したいのであればLINEMOかpovoがおすすめです。
かけ放題オプションが欲しいならahamo
LINEMOとpovoで5分かけ放題をつけるとなると、別途550円(税込)のオプション料金が発生します。
3GBや1GBでかけ放題をつけたいのであればLINEMOやpovoがおすすめですが、かけ放題つきで20GB使うとなるとahamoが1番お得です。
そのため、ネットも通話もある程度使いたいという人はahamoを利用するべきでしょう。
端末販売があるのはahamoだけ!
さらに、ahamoには端末の取り扱いがあります。
たった3機種ではありますが、ahamoの契約と同時に購入することが可能です。
これが他社になると、一度ソフトバンクオンラインショップやauオンラインショップで端末を伴う契約をして、その後にLINEMOやpovoに切り替えないといけません。
機種変更の場合は、一度ソフトバンクやauに契約を戻して、機種変更後に再度戻る必要があります。
そのため、少しでも楽してスマホを購入したい人はahamoがおすすめです。
楽天モバイルから他社に乗り換える時の注意点
では次に、楽天モバイルから他社に乗り換える時の注意点についてまとめます。
他社に乗り換えることで、楽天モバイルのサービスが一切使えなくなるので注意してください。
契約解除料や更新月などの縛りはない
楽天モバイルには、他社にありがちな契約の縛りが一切ありません。
そのため、いつ解約や他社に乗り換えたとしても契約解除料が発生しないのが魅力です。
楽天モバイルのサービスが合わない・電波が繋がりにくいなどの不満がある時も、気軽に解約や乗り換えを検討できます。
Rakuten Linkアプリなどの楽天モバイルのサービスが使えなくなる
楽天モバイルで使っていたサービスは一切使えなくなります。
コミュニケーションアプリの「Rakuten Linkアプリ」なども、乗り換えた後は使うことができません。
使えなくなると困るサービスがある場合は、慎重に検討するようにしましょう。
楽天モバイルに戻ることも可能だがキャンペーンの再適用は不可
楽天モバイルから他社に乗り換えた後、「やっぱり楽天モバイルに戻りたい」と思う人もいるでしょう。
解約・他社へ乗り換え後に楽天モバイルを再契約することは可能です。
ただし、プラン料金無料やポイント還元など既に適用しているキャンペーンがある場合は、再契約時には利用できない可能性が高いので注意してください。
楽天モバイルからの乗り換えならキャリアの格安通信ブランドが◎
最後に、楽天モバイルからの乗り換えでおすすめの3社についてまとめます。
- ahamo
20GB+5分かけ放題で月額2,970円(税込) - povo
基本料金0円から用途に合わせて選べるトッピング - LINEMO
20GBと3GBの2つのプラン!LINEの通信量もノーカウント
楽天モバイルからの乗り換える理由で多いのが、通信品質が不安定であることや通信エリアの狭さです。
これらを解消して快適に使いたいのであれば、スマホ料金も抑えられるキャリアの格安通信ブランドがおすすめです。
ahamo・povo・LINEMOの3社はそれぞれドコモ・au・ソフトバンクと同じ運営会社が取り扱っているサービスであり、それぞれ料金プランやサービス内容が大きく異なります。
たくさんネットも通話も使いたいという人はahamoがおすすめですが、自分の用途に合ったプランを作りたいという人はpovo、LINE通話をよく利用するという人はLINEMOが適しているでしょう。
楽天モバイルは契約の縛りがないので、いつでも解約したり他社へ乗り換えることが可能です。
サービスが合わないと感じたら、是非他社を使ってみることを検討してみてはいかがでしょうか。